D-solo

ホワイト企業を一年でやめて自由に生きる人の日記。データサイエンスを愛し、生き方にこだわっています。

あなたの強み、言葉にできますか?

こんにちは、d-soloです。今回は人それぞれ持つ「強み」について、語っていきたいと思います。よく面接で聞かれる言葉だと思います。「自分の強みくらいわかってるわ!」と思っている方も多いと思いますが、その場合はぜひ言葉にして書き出してみてください。その根拠と、人生にどう活かしていくか、そして好きなことと結びついているかも一緒に書いてください。これができれば、本記事を読む必要はありません、ぜひ他の記事を読んでみてください。
なぜ私が強みについて語るかというと、楽しく生きることと非常に密接に関係しているからです。もっと具体的にいうと、自分の力を発揮している、まさにその瞬間に「楽しみ」や「幸福感」を感じることができるからです。こういう状態のことを“フロー”と呼んだり、スポーツの世界だと“ゾーン”と呼ばれたりしています。1人でも多くの方に、強みの重要性について理解してほしいと思い、本記事を書いています。
本記事では以下のようなコンテンツです。まず、なぜ私たちが自分の強みをうまく意識できないのかについて説明します。次に強みを意識するための具体的な3ステップ、最後にd-soloからのメッセージを話します。では、いきましょう。

なぜ強みを意識できないか

結論を言ってしまうと、自分にとって自分の行動は普通・平凡に思えてしまうから、です。基本的に人間は、自分のコミュニティの中の人としか密に話しません。そのため、自分の周りの人々(多くても数十人でしょう)を世界の全てのように認識してしまいます。言い換えると、かなり局所的な部分を全体だと誤認することにより、色のついた眼鏡をして自分のこと見ている状態になってしまっています。この眼鏡を外すのは非常に難しいです。私にとって非常に役に立った例をあげると、留学して異文化に触れたことや、知り合いに付き合ってもらい強みについて説明する練習をすることなどがあります。が、なかなかハードルが高いと思います(効果は大きいと思いますが…)ので、1人でできるものも提案します。今までしてきたことの中で100人に1人の結果を残したことはありませんか?学生ならば文化祭・部活、社会人ならば販売実績や企画など。また、人に褒められたり、感謝されたエピソードはありませんか?これらを書き出して、一本の筋が通るストーリーや背景を考えてみてください。後付けでも全然大丈夫です。当たり前だと思っていたが、よくよく考えると自分の芯になっているな、思えるものが見つけることができたら完璧です。

強みを意識するための3ステップ

ステップ1:自分の強みを短い単語や文で、明確な言葉にできる

ここが一番大切なステップになります。いきなりバチッとしたものを決めるのは難しいので、ステップ2やステップ3で詰まったらこのステップ1を修正してみてください。考え込まずに何パターンも候補を出してみてください。そこから後ろが繋がりそうなものを深堀りしていけばOKです。初めから完璧を目指さないでください。

ステップ2: 強みがどういうときに活かすことができるか、周りにどんな影響を与えることができるかを説明できる

できるだけ具体的に強みの活用例をあげてください。これで有用性を確認するわけですが、自分の中だけで閉じないでください。周りの人との相互関係も同時に考えてください。これによって、強みの有用性は何倍にもなります。自分一人でできることはたかが知れています。どうやって増幅するかを考えてみてください。

ステップ3: 強みを活かして、どうありたいか。ゴールではなく、姿勢を明らかにできている

この部分はよく勘違いがあるので、しっかり説明します。よくゴール・目標について設定しようといいます。短期目標は重要だと思いますが、自分の人生を考えたときには達成したら終わりのものよりも、どういう状態で毎日を過ごしたいかの方がより重要であると思います。英語で言うと、do ではなく、be が重要ということになります。

d-solo の例

ここまでは抽象的でわかりにくいと思いますので、私の例を示します。私の強みは突き詰めて物事を考えることです。研究では根底となる理論から組み立ててからプロジェクトを進めるので、論理的な穴が少なくなります。自分と関わった案件に対しては論理構造を整理することによって、達成目標と行動予定を整合させていきます。このブログのように自分の考えをツールキットとして説明することができるので、最終的には自分が直接関わらなくても、周りの人が論理構造を考えるようにすることができます。この強みを活かしながら、知的好奇心を満たし続けたいと思っています。また新しい発見を周りに伝えながら、楽しく生きていきたいと思っています。
といった感じでしょうか。他にも主体性・行動力なども説明できます。

d-soloからのメッセージ

世界も自分も常に変化しています。芯の部分は変わらなくてもよいですが、強みに関して定期的に修正を繰り返すことが重要です。自分の根底となる部分について、考える機会を持つことは人生の満足度を上げるうえで、欠かせないステップになります。
もっと深く、人生について考えたい人には、スティーブン・R・コビィーさん著の「7つの習慣」がおすすめです。自分との向き合い方について3つ、他人との向き合い方について3つ、これら6つの習慣のアップデートについて1つ、計7つの習慣が説明されています。この本についての解説も後日やるかもしれません。
最後になりましたが、メッセージで締めたいと思います。未来のことは誰にもわかりません。だからこそ、今やりたいことに本気の情熱を向けてください。失敗したって大丈夫です。個人で非常に多くのことができる時代になりました。何もしないことこそ最大の失敗です行動を積み重ねることが、あなたを支える強みになります。多くの人が幸せに今を生きられることを祈っています。