D-solo

ホワイト企業を一年でやめて自由に生きる人の日記。データサイエンスを愛し、生き方にこだわっています。

文章の書き方には必勝法がある

こんにちは、d-soloです。

突然ですが、みなさん
文章を書くのはお得意ですか?

多くの人は「うわ、やめて」と思ったのではないでしょうか?
特に理系にとって、文章とは恐怖の対象そのものですよね。
しかも、頑張って書いてみたものの、明らかにわかりにくい文章ができあがる。という経験がある人は多いのではないでしょうか?

文章というのは人間が生きていく上で欠かせない技術であるにも関わらず
多くの人が十分な教育を受けていないと感じています。
現に私も大学まで通っても、文章の書き方を学ぶ機会はあまりありませんでした。

そこで今回の記事では、私が文章を書くのがうまい人から学んだ書き方を紹介したいと思います。
私は主に、就活生時代にエントリーシートの添削を何度も(本当に何度も)してもらう中で気がついた方法論に基づいて話を進めます。
後に、新社会人の研修で学び直したり、ビジネス系YouTuberのサラタメさんやマコなり社長さんも似たような話をされていて、私の中ではとても信頼性が高いと思っています。
また、このブログ作成や論文執筆のときにもとても活用しています。

いきなりやり方を話してもピンとこないと思いますので
まず、なぜ私たちがうまく文章を書けないのかを整理した後に、
具体的にどうすれば、わかりやすい文章を書くことができるのかについて説明していきます。

では、いきましょう。

なぜうまく文章を書けないのか

結論を先に言ってしまうと、やり方を学んでいないからです。
強い言葉を使うと、才能なんてなくても文章は書けます

例を挙げると、
前の会社にいたときの研修で、資料をまとめるときに
いきなり報告書の頭から書き始めて、最後の結論のところで
“うーん、うーん”と悩み始める人がたくさんいました。
正直、私は驚きを隠せませんでした。

結論が決まらずして、導入も具体例も決まるはずがないのです。
なぜなら、導入も具体例も全て結論を支えるための土台なのですから。

私たちは学校で、人に伝えるための文章の書き方を学んでいません
文章に限らず、きちんと順序立てて人に説明する訓練を積んでいません。
その結果、自分が考えた順番で相手に伝えてしまっているのです。

しかし、「自分が話しやすい順番」と「相手が理解しやすい順番」は異なのです。
順番の食い違いがあることをしっかり理解しておいてください。

次に具体的な方法について考えていきましょう。

わかりやすい文章の書き方

重要なことは、できるだけ早い段階で
「話の全体像」を相手に伝えることです。
もっと大きいな表現で言うと、読み手にとって読みやすい文章を書くことが重要です。

文章を最後まで読まないと何を言いたいのかわからないようでは
文章が長くなると、途中で読むのをやめてしまいます。
くれぐれも間違いがないように補足しておくと
映画や小説などとは、根本的に考え方が違います。
芸術に関するものは物語や表現技法にこだわります。
私がここで話す文章の書き方は、情報を伝えることに重きをおきます。
実際、推理ものの映画で最初の方に誰が犯人か教えられたら興ざめです。
一方で、仕事で報告を受けるときに、メールやチャットの最初に
「〇〇の件についての報告になります。△△という方針で進めたいと思っています。詳細は以下になります。」
と書いてくれると非常にありがたいです。

念のため悪い例も出しておくと、
「〇〇の件でご報告になります。先日の打ち合わせで〜〜〜。先方の担当者が〜〜〜とおっしゃっていて、、、
〜〜〜
以上のことを踏まえまして、△△の方針で進めたいと思っています。
〜〜〜」
といったような文章でしょうか。
一見、論理的な文章に見えてしまいそうですが、結論がくるまで何が言いたいのかを想像しながら読まないといけないため、読み手に負担の多い文章になっています。

結論から書いた方が良いのはわかっていただけたと思います。
しかし、実際にやるのは難しいよ、と思っている方も多いと思います。
そこで d-solo オススメの方法を紹介したいと思います。

準備と完成品をわける

最初からきれいに書こうとするのをやめましょう。
“準備”と“完成品”を分けて考えることで内容を整理することができます。

まず伝えたい内容を、頭に浮かんだ順番で良いので残さず書き出してください。これが文章を作る際の“準備”になります。
次にそれらの文章の結論を考えます。複数あっても構いませんが、できる限り短い表現でまとめましょう。
結論を支えるための理由が、“準備”に足りなければ付け足しましょう。

素材が揃いましたら、“完成品”に取り掛かりましょう。
初めの二行で結論を言い切りましょう。
次に、結論を支える部分の要約(導入)を短く入れます。
あとは導入した通りに詳細な情報を書いていきます。
(対応関係がわかるように番号を振ったりするのもおすすめです)

「忙しいんだから、こんな面倒くさいことできないよ」
と思っている方もいるかもしれません。
私は逆だと思います。質の低い文章しか書かないから、忙しいんだと
慣れれば、頭の中で構築できるので“準備”は簡素なもので済みます。

最後に

読み手のことを考えた文章というのが、一番重要な心構えだと思います。
これは文章に限らず、「消費者のことを考えたサービス」と抽象化できると思います。
何かをアウトプットするときは、受け手が存在することを常に考えることが
良いものを作り出す一つの道標になると思っています。

文章を書くときに、気がついたら「結論から申しますと、」と書けるようになってくれると望外の喜びです。
多くの人が、受け手のことを考えたサービスを作れるように祈っています。