D-solo

ホワイト企業を一年でやめて自由に生きる人の日記。データサイエンスを愛し、生き方にこだわっています。

留学経験者が語る、英語を話す「コツ」

こんにちは、d-soloです。
今回は英語について話してみたいと思います。
私は学生時代に香港とオランダに留学し、日常生活だけでなく研究関連の仕事をこなせる程度には英語を話せるようになりました
ちなみにですが、「受験勉強時は英語が苦手」で、理系の私にとって英語はずっと足を引っ張る科目でした。そんな私でも話せるようになっています。

この記事を読んでいる方の多くは、
「英語を話せるようになりたい。。。けど、自分に難しい。。。」と思っているのではないでしょうか。
この記事では、英語を練習する上での考え方と、話す前には気がついていなかったメリットについて語りたいと思います。
英語の勉強法は巷に溢れてしまっているので、怪しい方法論については話しません。私が話すのは、あくまで心構えです。

では、いきましょう。

英語に対する考え方

日本語を覚えたとき同じ」、この考え方に尽きると私は考えています。
子供の頃に日本語を覚えたときと比べて、英単語はある程度すでに勉強済ですし、日本語という別の方式で情報を得ることができるので、遥かに簡単です。
一つ言えることは英語で話せるようになるには、英語を話すしかないということです。
最近だと、ネットを使って15分単位でビデオ英会話ができますので、まずやってみてください。
気をつけるべきポイントを3つピックアップしましたので、ぜひ参考にしてください。

聞こえた通りに言う

みなさん、文字を追いすぎです。まさか日本語を話すときに文字を頭に浮かべて話したりしてませんよね?

できるだけ文字に直さずに、聞こえた通り発音してください(日本語でもそうだったと思います)。
単語もそうですが、フレーズ単位でも、慣れてくれば文単位でも、よく使われる形がわかってきます
自分が話せる内容は聞き取ることができるので、リスニングの能力の向上も見込めます。

間違えてはいけないという勘違いを捨てる

はっきり言います。何も言わないと情報量が0です。とにかく伝えたいことを話して下さい
少々おかしくても、いろいろな言い回しで言ってくれれば意味が取れます。

間違いに対する恐怖心は、日本の教育システムの最大の害悪です。
あなたは外国の方が日本語でたどたどしく話しているときに怒ったり、変に思ったりしますか?
「意味がわかれば大丈夫」と思いませんか?
しかし、自分が話す立場になると文法の細かいところに目がいき、十分な情報量を出すことができなくなります。

仮に文法が正しかったとしても情報量が足りないので、聞き手は意味を汲み取ることができません。
これが日本人の英語が通じない、メカニズムです。

うまく言えなくても落ち込まない

英語を話すことは自転車に似ていると思います。
初めは誰だってこけたり、フラフラしたりするものです。
私自身、英語でうまく言うことができず恥ずかしい思いを数え切れないほどしました
相手が悪いのに説明することができず、悔しい思いをしたこともあります。

うまく言えなかったときは、チャンスです。
どう言えばよかったのか、しっかり復習すれば良いのです。
変なプライドは捨てましょう。
「己が下手さを知りて一歩目」なのです。

絶対にやめて欲しいこと

逆に上達を妨げる考え方もありますので、簡単に紹介しておきます。

発音にやたらとこだわる

どんなに練習してもどうせネイティブスピーカーにはなりません。
あくまで聞こえた通りに発音する範囲で十分です。過度に発音記号を見ても伝わりやすさへの貢献は薄いです。

ペーパーテストの勉強をする

なぜ今、英語を話せないのかを胸に手を当てて考えてみてください。
何年も失敗してきた内容をいまだに続けようというのなら止めませんが、おすすめはしません。いや、やっぱり止めます、やめて下さい。

英語を話すようになって気がついたメリット

他の国の人と直接コミュニケーションをとることができる

はっきり言います。人が訳した内容と直接聞いた内容とでは、天と地ほどの差があります。
日本語訳された内容は、日本人が理解しやすいように補足や省略がなされています。生の声には程遠いのです。
日本という国を客観的に見ている方々と話すと、日本について見直す機会にもなりますし、他の国についても「ここに住んでいる人たちは、そんなところに不満を持っているのか!」なんてことがよくあります。
自分がいかに偏見を持って、「ここの人はこう」と決めつけて考えていたかに気がつき、場合によっては恥ずかしい気持ちになったこともありました。

違う自分に出会える

英語をよく話す人の中では、共感してもらえることが多いのですが、私は英語で話すとかなりノリが変わります
端的に言うと陽気になります。
頭の中に日本語を介さず直接英語で話すようになってしばらくしてから、日本語で話してるときは言わないようなフレンドリーな言い回しが増えていました。
第二言語だと複雑な言い回しを使うことができず、自然と率直な意見を述べることになっているのかもしれません。

最後に

当たり前のことになりますが、どれだけ英語を練習しようと日本語レベルが上限になります。
何が言いたいかというと、どの言語で話しても自分の中に入っていることしか話せないということです。
何語で話そうが、論理的な思考法や聞き手を意識した話し方は常に重要です
英語での練習を通して、言語運用能力をアップグレードしてみてください。